
寄付決済フォームは何が良い?NPOが使える決済フォーム12選
NPOの活動として寄付を募る際、無くてはならないのが決済フォーム。
しかし決済フォームは様々あり、どの決済フォームが自団体に合っているのか、NPOの方にとっては悩みの種です。
そこで今回はNPOが使うのにおすすめな決済フォームを、費用・決済方法・クレジットカード会社・寄付の種類でそれぞれまとめてみました。
※2017年7月13日時点の情報からまとめております。導入される際は、直接、各サービス提供企業・団体にお問い合わせいただき、ご自身の責任でご判断ください。
※費用については税抜価格で記載しております。
congrant
費用:
フリープラン
初期費用 無料
年額費用 無料
決済手数料 8%
ライトプラン
初期費用 無料
年額費用 48,000円
決済手数料 5%
スタンダードプラン
初期費用 50,000円
年額費用 78,000円
決済手数料 5%
プレミアムプラン
初期費用 50,000円
年額費用 120,000円
決済手数料 5%
決済方法:
クレジットカード決済
銀行振込決済
郵便振込決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付、クラウドファンディング型寄附
クラウドファンディング型寄附では、以下のような実績があります。
https://congrant.com/project/npojcsa/130
https://congrant.com/project/higayodo/72
https://congrant.com/project/momsmile/805
2017年9月にローンチされた、非営利組織向けの寄付募集・管理サービスです。
団体専用のファンドレイジングページをだれでも簡単に作成でき、支援者の管理も可能です。
クレジット決済の審査も不要で、任意団体でも最短即日で利用できます。
領収書印刷機能が実装されました。
ライトプランではテンプレートの領収書を、ライトプラン以上で
団体オリジナルの領収書を自動的に発行することができます。
[導入団体例]
NPO法人日本こども支援協会、公益社団法人日本国際民間協力会など2019年11月現在、約350団体が登録しています。
Syncable
費用:
初期費用 無料
年額費用 無料
決済手数料 クレジットカード:2.95%
ビットコイン:1%
Peer to Peerファンドレイジングキャンペーン:8%
決済方法:
クレジットカード決済
ビットコイン決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard
Syncableは、2016年12月にローンチされた非営利組織向けのファンドレイジングサービスです。マンスリーやスマホにも対応した寄付フォームの作成はもちろん、
事業広報ページや年会費フォーム等の作成も可能です。サポーター管理機能も充実しており、寄付者情報や活動報告の受取希望、領収書の発行希望等の確認も可能です。
Peer to Peerのファンドレイジング(バースデードネーション)機能もあり、
個人が団体のために友人や知人から寄付を募るためのページを簡単に作成することができるのもおもしろいです。
初期や月額も無料で手数料も安く、任意団体でも最短即日で始められるので、これからインターネットでの寄付を始めてみたいという団体にも導入しやすいのではないでしょうか。
[導入団体例]
2017年1月現在、大小を問わず約140団体が登録しています。
インタビュー記事
手軽に導入できるクレジットカード決済機能も!支援者と無償で繋がるSyncable(シンカブル)【FRJ2017レポート】
キフフォーム
費用:
別途見積り
決済方法:
クレジットカード決済、口座引落し(ウェブ口座振替)、ネットバンキング決済(単発寄付のみ)、コンビニ支払い(単発寄付のみ)、その他の決済(Pay-easy決済、携帯キャリア決済など)
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
キフフォームは全国500以上の大学、団体に利用されています。
導入にあたりシステムの改修が必要なく、支援者に対するサンクスメールやクレジットカードの期限切れのお知らせなども自動送信してくれるため、団体側の手間を大いに省いてくれます。
また海外向けに英語、中国語、ロシア語、フランス語など、様々な言語に対応しているため、国境を越えた課題に立ち向かうNPO法人にとっては嬉しい機能ではないでしょうか。
他にもSNSとの連携やふるさと納税で利用できる寄付へのお礼品の掲載機能など、使いやすい機能が充実しています。
[導入団体例]
あしなが育英会、ガイア・イニシアティブ、がん研究会、チャリティ・プラットフォーム、マイ・ドリーム基金 など
ROBOT PAYMENT募金・寄付ASP
費用:
別途見積り
決済方法:
クレジットカード決済、口座振替、銀行振り込み決済(バンクチェック)
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
募金・寄付ASPを提供する株式会社ROBOT PAYMENTは、toB向けの決済フォームも提供しています。その15年以上の実績から、決済代行業界でも信頼の置ける企業の1社です。
NPO団体に対しては500団体様以上の導入実績があり、寄付に関するノウハウも持っています。
[導入団体例]
PLAS、フローレンス、JEN など
PAY.JP NPO
費用:
初期費用 無料
月額費用 無料
決済手数料 1.5%
決済方法:
クレジットカード決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard
対応可能な寄付の種類:
明記なし
toB向けにシンプルな料金体系でオンライン決済サービスを提供するBASE株式会社が、NPO向けに提供しているのがPAY.JP NPOです。
「価値の交換をよりシンプルに、世界中の人々が最適な経済活動を行えるようにする」をミッションに掲げた企業だけに、オンライン決済サービスの「時間がかかる、高い、使いにくい」という問題を解決した、シンプルで導入しやすい決済サービスです。
アナザーレーン(ALI)
費用:
初期費用 無料
月額費用 無料
決済手数料 3%台~
※継続寄付の場合オプションであるため、初期費用・月額費用が発生
決済方法:
クレジットカード決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、American Express、Diners Club
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
アナザーレーンでは、店舗やECサイト向けの決済サービスを提供している企業ですが、社会貢献活動の一環として、NPO法人に初期費用・月額費用を無料で提供しています。
[導入団体例]
チャイルドドクター・ジャパン など
シン・ファンドレイジングペイメント
費用:
初期費用 無料
月額費用 無料
決済手数料 カード会社により異なる
VISA・MasterCard 5%
JCB・AMEX・Diners 6%
認証料 50円(税抜)/1取得ごと
※継続寄付の場合オプションであるため、初期費用5,000円/1IDが発生
決済方法:
クレジットカード決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
シン・ファンドレイジングペイメントは、NPOの課題となるファンドレイジングをサポートする会社が提供する決済サービスです。
プロのファンドレイザーとしてNPOをサポートしてきた実績から、信頼のおけるサポートを受けられるでしょう。
3G回線で利用できるポータブル端末の貸し出しオプションもあり、イベントなどのオフラインでも利用できます。
なおシステム自体は前述のアナザーレーンのクレジット決済サービスを利用しています。
pneclub
費用:
スタータープラン
初期費用 無料
月額費用 無料
決済手数料 10%
プロプラン
初期費用 無料
月額費用 9,800円
決済手数料 6%
決済方法:
クレジットカード決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard
※オプション月額2,000円で、JCB、American Express、Diners Clubが追加できる
対応可能な寄付の種類:
明記なし
pneclubはNPOやNGOの寄付集めに以外にも、町内会の集金などコミュニティ運営の効率化にも使えるサービスです。
入会・請求・集金・督促・退会などのバックオフィス業務の代行も請け負っています。
会員管理ができるので、会員をグループに分けて、それぞれに合った内容で支援者に活動報告メールで自動送信することもできます。
[導入団体例]
アフリカゾウの涙、アールディネット、震災リゲイン、手のひらに太陽の家、ヒーライトねっとサポーター など
KIFTY
費用:
初期費用 無料
月額料金 3,980円
決済手数料 明記なし
決済方法:
クレジットカード決済、銀行振り込み決済
使用可能なクレジットカード:
明記なし
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
KIFTYは継続寄付に繋げることを考え、支援者との関係構築にも活用できる寄付フォームです。支援者に向けた活動報告書を作成し公開することができます。
また寄付金の集計やページのアクセス数を計測することができ、Googleアナリティクスと連携させることができるので、支援者のオンラインでの行動など分析がしやすくなります。
CANPAN
費用:
初期費用 無料
月額費用 プランにより異なる
ベーシックプラン 3,800円
コンビニプラン 5,500円
決済手数料 5~5.5%(カード会社により異なる)
決済方法:
ベーシックプラン クレジットカード決済
コンビニプラン クレジットカード決済、コンビニ決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、JCB、American Express
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付(クレジットカード決済のみ)
CANPANはNPO法人CANPANセンターが提供する決済サービスです。
CANPANセンターは日本の公益活動に携わる方向けに、情報提供、資金基盤の強化や公益活動の活性化のために支援を行う団体です。
2009年から提供している決済システムを2014年にリニューアルし、クレジットカード以外にもコンビニや銀行からも対応できるようになっています。
テレコムクレジット
費用:
初期費用 20,000円~
月額費用 3,000円~
決済手数料 3.0%~
トランザクション費用 15円~
決済方法:
クレジットカード決済、銀行振り込み決済
使用可能なクレジットカード:
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
テレコムクレジットはクレジットカード決済代行業を20年以上続けている企業です。
最短即日に導入でき、対応業種が幅広く、寄付・募金サイトやクラウドファンディング(ソーシャルファンディング)のサイトで導入されています。
Bokinchan
費用:
初期費用 385,000円
月額費用 支払い先に応じて変動
支払先ソノリテ 20,000円~
決済代行会社 5,000円+その他手数料
カード会社 決済金額の約3.6~5%
決済方法:
クレジットカード決済、コンビニ決済、電子マネー(SUICA・Edy)、ペイジー
使用可能なクレジットカード:
明記なし
対応可能な寄付の種類:
単発寄付、継続寄付
BokinchanはNPOの募金に特化したオンライン募金システムです。
NPOの職員として寄付集めをしていた方が開発しているため、NPO目線でつくられた決済フォームです。
データベースとの連携やランディングページの作成などのオプションもあるので、サイト制作やシステム導入に詳しくない団体でも、NPOに特化した決済フォームを導入できます。
[導入団体例]
茨城NPOセンター・コモンズ、エルシステマジャパン、災害ボランティアネット、信頼資本財団、日本ナショナルトラスト など
費用の比較表
最後に費用面を比較表にしてまとめました。
決済フォーム |
初期費用 |
月額費用 |
決済手数料 |
キフフォーム |
別途見積り |
||
募金・寄付ASP |
別途見積り |
||
PAY.JP NPO |
無料 |
無料 |
1.5% |
アナザーレーン |
無料 ※継続寄付はオプション料 |
無料 ※継続寄付はオプション料 |
3%台~ |
シン・ファンドレイジングペイメント |
無料 |
無料 |
VISA・Master Card5% JCB・AMEX・Diners6% |
pneclub |
無料 |
無料 or 9,800円 |
6% |
KIFTY |
無料 |
3,980円 |
明記なし |
CANPAN |
無料 |
3,800円 or 5,500円 |
5~5.5% |
テレコムクレジット |
20,000円~ |
3,000円~ |
3%~ |
Bokinchan |
385,000円 |
20,000円~ or 5,000円+その他手数料 or 決済額の3.6~5% |
明記なし |