
NPO法人の認知度向上プロジェクト【a-conサポート事例紹介】
みなさん、こんにちは。
a-con編集部です。
a-conは今年、NPO法人very50と、団体の活動への参加者増加を目的としたプロジェクトを実施しました。
プロジェクト内容を下記に紹介しますので、ぜひご覧ください!
very50とは
NPO法人very50は、東南アジアのビジネスを通じて社会課題を解決している社会起業家の元で実際の経営課題を解決する、『MoG(Mission On the Ground)』という事業を主軸とした、「自立した優しい挑戦者」を育てるための教育プログラムを提供しているNPO法人です。
MoGの対象者は社会人、大学生、高校生で、最近では特に高校生向けの活動に力を入れています。
詳細は、団体のオフィシャルサイトをご覧ください。
また、MoGプログラムの詳細は、こちらをご覧ください。
very50が抱えていた課題
very50では、高校生のMoGの参加者を増やすため、高校生向けにアプローチをしていましたが、なかなか参加者が集まらないという課題がありました。
課題の背景には、下記の理由が挙げられており、高校生の参加者を増やすためには、総合的なアプローチが求められていました。
- アジア新興国は“危険な場所” という、学校教育の関係者・生徒・親の認識
- 「受験に関係ない」として、受け入れられにくい
- 高校生の修学旅行や語学研修などは「英語×欧米」の課外活動が根強く残っており、アジアで課題解決力を上げるプログラム(いわゆるビジネス体験)は導入されにくい
a-conのアプローチ
そこでa-conでは、将来的なMoGの高校生の参加人数の増加を目的に、MoGの認知度向上のため下記の2つの施策に取り組みました。
- MoGの高校生向けのホームページのリニューアル
- 説明会で配布するパンフレットのリニューアル
当初は、保護者目線チーム、生徒目線チームにメンバーを分けて、どんな施策をするかアイディアを出していきましたが、MoGの認知度を向上する「これだ!」というアイディアをなかなかまとめることができませんでした。
そこで、高校生のMoGの将来的な参加率の向上に向け、準備段階として、MoGの高校生向けのホームページのリニューアルと、説明会で配布するパンフレットのリニューアルを進めることに決定しました。
スケジュールは、2017年7月から10月まで、4カ月で行いました。
a-conのアプローチ(高校生向けのMoGに関するホームページリニューアル)
高校生向けに、MoGのホームページのリニューアルに向け、改修案を検討しました。
高校生がMoGのような活動に参加するには、必ず両親の理解が必要となります。
ホームページは、母親への説得に貢献するよう、チームでアイディアを出しながら進めていきました。
詳細は下記をご覧ください。
a-conのアプローチ(高校生向けのMoGパンフレットリニューアル)
続いて、高校生に配布するMoGのパンフレットのリニューアルに向け、構成案を検討しました。
高校生に、よりMoGについて興味を持ってもらえるよう、魅力的なコミュニケーションツールになるようなパンフレットを目指し、こちらもa-conメンバーがアイディアを出し、詰めていきました。
詳細については、下記をご覧ください。
結果
今回のプロジェクトでは、ホームページおよびパンフレットのリニューアルに関して、上記の具体案をvery50に提供することができました。
過去に自身がMoGに参加した経験があるメンバーがa-conにいたことや、本業で教育に携わっているメンバーをはじめとした様々なスキルや知見を持った人が参加したため、多くのアイディアを出し、具体案としてvery50に提供できたことは、大きな成果だと思います。
結果の詳細については、下記をご覧ください。
※PJ=プロジェクト
プロジェクトを振り返って
今回のプロジェクトには、下記のメンバーが参加しました。それぞれの役割とバックグラウンドを下記に紹介します。
プロジェクトリーダー:Oさん(学校コンサル)
サブリーダー兼タスク管理(副) :Aさん(ウェブ)※過去のMOG参加者
タスク管理 :Mさん(通信インフラ)
情報管理 :Iさん(学生)
情報管理(副) :Sさん(金融)
会議準備:Mさん(商社)※過去のMOG参加者
会議準備(副) :Tさん(塾経営者)
会議準備(副) :Yさん(学生)
アドバイザリー:Mさん(広告会社)
プロジェクトに参加してみての感想
▼a-conメンバー
- very50の熱い取り組みについて知ることができたこと、また、プロジェクトメンバーの、課題に対する対策アイディアの出し方や提案の仕方について、学ぶことができました。
- スケジュール管理や役割分担について、リーダーとタスク管理担当者の指示が的確であったため、比較的スムーズに進行出来ていたように感じます。また、特筆すると学校関係の仕事に就いているメンバーの意見は先方にとっても、とても役に立つものだったと思います。
- 一番大変だと感じたのは、成果がすぐに感じられるものではないプロジェクトだったことです。団体から感謝されたことまた、広報ツールのリニューアルの意見提示でお役に立てたことでプロジェクトは成功、と言って良いかもしれませんが、コンサル段階でよりシビアな課題の見極めや、プロジェクト設計段階で、より効果的なプロジェクト進行計画の構築が課題であると感じました。
- 成功のポイントとしては、人間関係・参加メンバーの士気の高さが一番大きかったように感じます。a-conのメンバーで、過去のMoG参加者もいたことや、very50がa-conで二度目のプロジェクト、という背景もあり、プロジェクトが円滑に進んだように思います。
▼very50メンバー
本質を突き詰めようとしているからこそ、いつも右往左往してしまう我々の意見に、文句の1つも言わずに、我々が期待している何倍も密度の高いアイディアをぶつけてきてくださいました。今になってみると、組織内でできるだけ客観的に話そうと思っても限界があり、いつしか凝り固まった頭になってしまっていたなと思います。我々の前進につながるかなり具体的な成果も出していただきましたが、それ以上に毎回のミーティングで熱く議論をさせて頂くなかで私自身の頭が整理されました。高校MoGとしてはヨチヨチ歩きを初めたばかりの我々を本当に大きく推進していただきました。必ず、世界がおもしろくなるような大きな大きなうねりに還元させますので、ご期待下さい。
少しでも本プロジェクトに興味を持っていただいた方は、ぜひa-conにプロボノとして参加してみてくださいね!
NPOの方のお問合せもお待ちしております。